コロナ禍に見舞われて今までには無かった不安を感じたりストレスを感じている人が増えているのではないでしょうか。
そんな中、人と人のつながりをますます求める時代になっています。
外出自粛を要請されたときに、それでも都心のカラオケに出かけた若い女性がテレビのインタビューに答えたコメントが印象的でした。女性は「コロナは怖いけどそれよりも友だちと一緒にいたかった」と語りました。
当時、若者は感染リスクが低いので無謀に外出していると非難するメディアもありました。でもインタビューに答えた女性は感染リスクを無視していたわけではありません。それよりも友だちとのつながりの方が大事だったのです。
人が生きていくうえで他人とのつながりは無くてはならないものです。不安やストレスを感じる時ほど、つながりを求めるものです。でもつながりを求めるあまりに自分の命を危険にさらす場合もあるのです。学校や職場でイジメや嫌がらせに遭ってもまだ友人や同僚とのつながりを求めてしまって自分を苦しめる人が数多くいるように思えます。
つながりは実は厄介なものでもあります。日本では周りの人仲良くしなさい、自己主張は控えて周りと協調しなさいと教えられます。しかし、それはいつも当てはまる真実ではありません。自分が危険にさらされている時には、つながりを一時的にでも断ち切って、新たなつながりを探す必要があるのです。
家族、恋人、友人、同僚でも時に自分を傷つける存在になることがあります。それまでの愛情や友情が強ければ強いほど、断ち切るのが難しいでしょう。つながりは今まで自分が知らなかった世界にもあるかもしれません。出会いアプリなどに安易に頼るのは禁物ですが、自分を救ってくれる存在は案外すぐに見つけられるものです。
今のつながりが本当に自分に不可欠なものかどうか一度見つめ直してはいかがですか。