投稿者: e-goodheart

心の健康を第一に考えて経営コンサルタントとコーチングの活動をしています。 職場や学校での人間関係を変えたい人、自分の将来に不安がある人、老後の生活を豊かにしたい人らに役立つ情報を提供していきます。

慎重な人たち

何にでも慎重な人がいる。コロナ禍が日本でそれほど広がらなかったのは確かに日本人の慎重さが大きな要因だったと思います。

自粛が解除になって人出は以前に比べてだいぶ増えましたが、それでも第二波を警戒して自宅に籠っている人も多いようです。私の友人の社長さんは当分の間、週1回の出勤だそうです。秋までは基本的に在宅という外資系の社長さんもいます。経営者だから許されるのでしょう。

新しい生活様式で在宅ワークが広がることは基本的には望ましいことだと思います。通勤電車が満員になるような状況が復活しないことを願っていますが、もうすでに一部で満員電車での通勤を余儀なくされています。

それではウイズコロナの時代がしばらく続くとすると、ただ慎重な姿勢に徹していれば良いのでしょうか?経済を再ぶ軌道に乗せるためには私たちの活動を活発にしていかなければなりません。

日本人は差し迫った危機には敏感ですが、ちょっと先のもっと大きな危機には少し鈍感なような感じがします。将来起こるかもしれない災厄のことは考えたくないし、言葉にも出したくないのです。

慎重さが思考を停止させるようなことがあってはなりません。

困難に直面した時の対応策を考える時に初めから「これは難しい」「こんなことはできない」「今までやったことがない」と言ってあきらめるケースが良く見受けられます。またリスクをゼロにするまで納得しない人もいます。

ずっと一人で閉じこもって生きていくなら、そうした対応もありうるかもしれません。

私は新しいことにチャレンジする時に「まずはやってみる」という観点から考えます。その時に障害となると予測される「お金」「人数」「期間」「ノウハウ」などについて細かく分析していきます。その結果、無理と分かったら中止するし、お金や規模や期間を柔軟に変えられるならそれに合わせてスタートすることを決定します。

リスクは最小限にすることはできても全くゼロにすることは不可能です。しかし、私たちはリスクを最小限にしながらも前進していかなければ真の問題解決に至りません。何かを得るためにはリスクを冒さなければならないのです。

何かを守る時には慎重さが役に立ちます。反対に何かを得るために攻める時にはリスクを冒す勇気が必要です。

私たちはいつの時代でも攻めと守りのバランスを上手く取りながら生きていかなけばならないのです。

どちらかに偏っている人には必ずひずみが生じます。自分のひずみに気づいたら、心のリフレッシュに取り組んでみましょう。

就職不安

今回のコロナ禍で売り手市場だった就職状況は一変するでしょう。

今の大学4年生は企業側担当者と直接会えなくなったので、オンライン面接にどう対応するば良いかといったテクニカルな問題が就職の話題になっています。しかし、本当に厳しい状況になると思われるのが大学3年生以下です。該当している学生はすでに気付き始めているでしょう。

私は1年ほど前に大学1、2年生と会って話をする機会がありました。その時感じたのは、数年後の就職に関して皆さん非常に楽観的だということでした。私は「あなたたちが就職するころは売り手市場が変わっているかもしれませんよ」とやんわり警告しましたが、反応はほぼありませんでした。

1年前には中国経済がすでに曲がり角に立ち、米中対立が世界経済の不安定要因になっていました。様々な批判があってもアベノミクスが今までの好調な就職状況を支えてきたことは確かです。世界経済の動向が見通せず、アベノミクスの行方が分からない2、3年後に不安を抱かない学生の気持ちが私には理解できませんでした。

ポジティブと楽観という言葉には大きな違いがあるように思います。

ポジティブには何らかの明確な意思と根拠が感じられます。一方、楽観は根拠がなく単なる自分の希望にすぎないように思えます。

ポストコロナの就職状況についてはマスコミもまだはっきりと伝えていません。誰も正確なことは言えないからです。しかし、そのとき就職に臨む学生たちはすでに自分たちが置かれる厳しい状況を認識しているはずです。

就職不安が生じることは本人にはもちろん、世の中のすべてに悪影響を与えます。仮に売り手市場が変わっても深刻な状況にならないことを願うばかりです。

学生の皆さんには今こそ楽観主義を捨てて、自分に何ができるかポジティブに将来を考えて行動してもらいたいものです。

つながり

コロナ禍に見舞われて今までには無かった不安を感じたりストレスを感じている人が増えているのではないでしょうか。

そんな中、人と人のつながりをますます求める時代になっています。

 外出自粛を要請されたときに、それでも都心のカラオケに出かけた若い女性がテレビのインタビューに答えたコメントが印象的でした。女性は「コロナは怖いけどそれよりも友だちと一緒にいたかった」と語りました。

 当時、若者は感染リスクが低いので無謀に外出していると非難するメディアもありました。でもインタビューに答えた女性は感染リスクを無視していたわけではありません。それよりも友だちとのつながりの方が大事だったのです。

 人が生きていくうえで他人とのつながりは無くてはならないものです。不安やストレスを感じる時ほど、つながりを求めるものです。でもつながりを求めるあまりに自分の命を危険にさらす場合もあるのです。学校や職場でイジメや嫌がらせに遭ってもまだ友人や同僚とのつながりを求めてしまって自分を苦しめる人が数多くいるように思えます。

 つながりは実は厄介なものでもあります。日本では周りの人仲良くしなさい、自己主張は控えて周りと協調しなさいと教えられます。しかし、それはいつも当てはまる真実ではありません。自分が危険にさらされている時には、つながりを一時的にでも断ち切って、新たなつながりを探す必要があるのです。

 家族、恋人、友人、同僚でも時に自分を傷つける存在になることがあります。それまでの愛情や友情が強ければ強いほど、断ち切るのが難しいでしょう。つながりは今まで自分が知らなかった世界にもあるかもしれません。出会いアプリなどに安易に頼るのは禁物ですが、自分を救ってくれる存在は案外すぐに見つけられるものです。

 今のつながりが本当に自分に不可欠なものかどうか一度見つめ直してはいかがですか。